○ 実際に田仲さんが、第一回の千葉コレでやったっていうのはどんなことですか?まずは人集めですよね。
「そうそう。その辺は結構苦労した。それで、それもそれまで話したことの無い子に頼んだの、突然、『君、服作ってそうだよね。』って、話し掛けて。それは同じ学科の子なんですよ。それで、いまは一番仲いいグループにその子たちは入ってる。うん。」
○ いきなり話し掛けたんですか、当てずっぽうに?
「すごい、できるとは思っていたけど、あんなに苦労するとは思わなかった。」
○ それでもめげずに(笑)。
「何度も諦めかけたけどね(笑)。うん、なんだろ。結構夢見ちゃうほうだから、四年間やろうって決めちゃったのね、自分の中で。そしたら、もう後戻りできない。で、千葉コレのコンセプトなんだけど、新しい情報発信源を作る。世界的にね(笑)。」
○ だから、『千葉コレクション』なんですか?
「千葉の、千葉にある個性を集めて、それを世界に発信する、千葉のコレクション。」
○ 成る程。それで『○○ファッションショー』とか、そういう名前ではなかったんですね。
「うん、だからファッションショーにこだわらないで、やりたいのねホントは。」

 

○ 情報発信源としてあるから、ファッションショーにこだわらない、と。では、チバシリカもその流れで?
「最初は普通にクラブイベントやりたいっていう、ただの・・・。でもどうせやるんだったらそういうコンセプトがないと、つぶれちゃうっしょ、面白くないでしょ。やってる側としては。」
○ ただ普通に、やりたいな―って感じで好きな人たちで、イベントを立ち上げたんですか?
「うん、でも狙いとしては、その縫製技術研究会のショーの会場をクラブにしたいなっていうのとか、あとやっぱり、クラブイベントってなんでもできるのね、その映像を見せる人もいて、音楽やる人がいるっしょ。クラブ自体をこう、内装をいじったりすることもできるし。」
○ そんなことできるんですか? チバシリカの会場というのは借りてるんですよね?
「あの、クラブスペースがあってさ、そこをお金払って一晩借りて。もっと凝ったイベントとかもあるんだけど、僕らはこの間はとりあえず照明を自分達で作って。」
○ えっ、作るって言うのはどうやって? 装飾もするんですかー。
「うん。でもそんなに派手なものじゃない、シンプルに落ち着ける感じの。豆電球とか買ってきて配線して・・・。クラブは、踊りに来る人と飲む人と友達と話をしに来る人とがいて。踊るスペースはあまり、ものを置けないから。その皆と話したいって人の為にこう、ソファーの近くに明かりを置いたり、いろいろ。」
○ 最初、チバシリカは千葉コレに関係なかったと仰ってましたが…
「そうそうそう。それ、千葉コレにも通じるコンセプトなんだけど、あのー、そもそも二浪したのも進路が決まるのが遅いつーのがあって、最初専門学校行くつもりだったから、で、遅くなって、だからもっと早い時期から、いろんなことをチャレンジさせるようなシステムが、世の中にあれば、みんないろんなことできるし、で、いろんなことをやった経験を生かして進路の選択ができるから、そういう場を作りたいなって思って。去年の・・・。今回千葉コレで、2001年の千葉コレで其処の、東洋美容専門学校ってあんじゃん。其処の人たちと一緒にやったんだけどその人たちはもう、小さい頃から美容師になるってことを決めてたって言う。いろんなものを経験して選んだってのじゃなくて。」
○ もう最初っから道が見えている。
「うん、それでもいいんだけど、ちょっと虚しいなって思う。」


○ 東洋美容専門学校の、その辺のつてと言うのはどうやって? そこの文化祭ですか?
「なんだろ、この子達はね、去年見てくれたの2000年度の。それで、ショーが終わった後に『次、やるんだったらやらせて下さい』。」
○ じゃあ、化粧とか髪型とかそういうのは全部お任せ?
「全部ではない。なかなか、やっぱりねぇ.新しいことをやるたびにそういう問題点が出てくるんだけど、意志の疎通が上手くできない。いや、つーかねぇ。向こうがやらせてくださいって言いにきた内容と、こっちがやって欲しい内容がかみ合わなくて。」
○ 例えば向こうはどんなことを?
「向こうは『本当にお手伝いで良いですから、スタイリングとかヘアースタイルとかは服のデザイナーさんが決めてて、私たちはそれをセットするだけだと思ってました』って。」
○ 折角、専門に勉強してる人が手伝ってくれるというのなら…。
「そう、だけど僕らは髪型のデザインまで決めて欲しくて。僕らは髪の専門家じゃないからわかんないでしょ。よく。その辺の違いが最後まで解消できなくて、あまりちゃんとコラボレーションはできなかった。」
○ その方々が参加されたのはいつ頃?
「ちゃんと集まったのは10月かな?一ヶ月前。大変でした。」
○ 服が出来上がってからってことですか。
「いや、服も出来上がってなかったんだけど。そう。そこらへんがね、やっぱり素人のやることだったんだよね。結構・・・。」
○ ええ!服も!全部完成したのは、結局いつ頃なんですか?
「直前。直前。」
○ 一週間前とか?
「当日。結局僕の服は完成しなくて、うん。」
○ そうだったんですか!
「ふんふん、そんなもんだよ。」
○ 向こうの方に結局は髪型を決めてもらったんですよね?じゃあ、それは当日に服を見せて決めるっていう・・・。
「それね、多い。」
○ 多かったんですか(笑)。あー、それじゃあ、デザイン画見せて考えておいてくださいっていうのは?
「うん、俺はやりたかったんだけどね。」
○ やりたかったってことは・・、できなかったんですか?
「うん、いいものがある。」

 

「うん、こういうのを作ってね。やってもらおうと思ったんだよ。」
○ モデルさんの写真と。その髪の長さと。
「あと、デザイナーの特徴。」
○ おお、内部資料なのに、凝ってますねー。結局これは渡せたんですか?
「渡した、渡した。渡したけどー。でもねぇ。やっぱり時間が無くてね。お互いの好みとか聞かないとさ。なかなか一つのものを作れなくて。」
○ デザイナーさんと東洋美容専門学校の人が話せなかったって事はもう、かなりお任せ状態じゃないですか?
「こんな髪型がありますよってのを出してもらって。選んだ人もいるし。」
○ 一応、担当者は決まっていたんですか?一人あたり、モデルさん何人とか。
「いや、決まんなかったです。結構難しい。五人、その美容学校の人たちが来てくれて、で、僕らとしてはさっき言ったみたいに、さっき言ったてくれたみたいに一人がスタッフとして専門について、それぞれに専門についたほうが良いだろうと思ったんだけど、五人全員で、全員のをやりたいって。」
○ わざわざ五人で相談して、一人ずつ決めるんですか? それじゃあ、かなり時間がかかってしまいますね。
「それをこっち側が知ったのは二週間前だった。きついよね、実際ね。」
○ 結局それは間に合わず・・・。
「そうそうそう、だからそういう面では、他の学校の人たちとの協力してのショーっていうのは失敗だった。」
○ もっと早目に、こっちの意志を最初から話しておくべきだった、ということですか。
「うーん。やっぱり、何かやるんだったら、ある程度知っている人とじゃないと駄目だなって思った。」

 

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