結論/結末

 陸の部屋のモニターには、いまだに依子の部屋が映されている。あれからしばらく時は流れたのだけれど、相変わらずだ。
 画面を見入る陸は笑顔で、映っている依子も笑っている。同じく映っている翔太も笑顔。 陸は外へ出なくなって、「家」は泣いているけれど。
 それでも陸が孤島の漂流者というわけではない。情報は画面から入ってくる。
 でも、三丁目の西城さん家の百日紅が咲いて、枯れてしまったことは知らない。
 外界は連続的に物語をつむぎ行く。
 陸は自分の物語の中で生きることが楽しくてたまらない。
 謎の解明よりも、もっと大事なこと。
 まだ若いのにといわれても。
 無理に生きずらくすることない。
 いたってポジティブな自己完結。
 なんつって。
 そして

 ハッピー・エンド。 

 

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